企業・団体の方
個の成長を、組織の持続的成長へつなげるために
「仕事のなかに自分を見つけ出す」と、変わる
職場や客先でモヤっとしたり、イライラしたり、あるいはワクワクしたり。なぜそんな気持ちになったのか、あのときワクワクした理由はなんだったのか、じっくりと考える時間を持つことは難しいのではないでしょうか。
しかし、それがわかると、自分にとっての仕事の意味や自分と仕事の関わりが見えてきます。「仕事のなかに自分を見つけ出す」ことは、自分らしさを発揮して仕事に取り組む意欲を生み出します。
自分のことは、自分がいちばんわからない、だから
「仕事のなかに自分を見つけ出す」ためには、他者や外的要素を通じて自分を見る“鏡“のような存在が必要です。私たちキャリアカウンセリング・センターでは、JCDA(日本キャリア開発協会)認定スーパーバイザーをはじめ、経験豊富な専門家が鏡のような存在となり、相談者が「自分を知る」ことに重きをおいたキャリアカウンセリングを行っています。
専門家の問いかけによって、長年培ってきた思考の枠組みに気づき自分自身を見つめ直し、考えを深めていく。この「内省」が個人の成長の原動力となると考えています。
健康的なキャリア形成のための定期健診をサポート
困ったときだけの、キャリアカウンセリング?
キャリアカウンセリングを受けたいと思うのは、どんなときでしょう。不本意な辞令を受けたとき、上司や同僚との衝突、あるいは転職が頭をよぎったときかもしれません。
しかし、キャリアカウンセリングは問題が起きたときだけに受けるものではありません。私たちは、問題や悩みが生まれる前に、キャリアの定期健診として「キャリアカウンセリング(キャリア面談)」を提案しています。困ったときのキャリアカウンセリングではなく、定期的な「キャリアカウンセリング(キャリア面談)」で健康的なキャリアの形成を目指す取り組みです。
一人ひとりが立ち止まって、自分と仕事を見つめ直す(つなぎ直す)時間を習慣として持つ。そうした価値観を共有する風土づくりも大切だと考えています。
キャリア面談・フィードバックで「自分を見る」⇒ 組織の成長へ
「内省のプロセス」を重視するため、私たちは「キャリア面談」と「フィードバック」を必ず組み合わせて実施しています。また、各企業・団体が行っている独自の研修メニューと組み合わせることも可能です。たとえば知識研修後に「キャリアカウンセリング(キャリア面談)」を行うことで、従業員それぞれが研修で得た知識を自分の中に落とし込むことができ、自分とつなげて考えることができます。人材育成プランに合わせて、柔軟なプログラムをご提供します。
組織内カウンセラーの学びの場に。キャリア支援の拡充へ
社内キャリコンが増えた、それだけでいい?
キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーの有資格者が社内で増え、キャリアカウンセリングが根づいてきた、という企業・団体も出てきました。大切なのはここからです。
組織内でキャリアカウンセリングを実践していると、人事制度に対する問い合わせ対応に意識が向いてしまったり、相談者の認知を変えてもらおう、肯定感を持ってもらおうといったトータルアドバイスの関わりが多くなりがちです。課題解決を迫られ、キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラー自身が葛藤を抱えているケースが少なくありません。
そこで私たちが提供するのが「スーパービジョン」です。実践活動をしているキャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーに対し、彼らが実施したケースに関してスーパーバイザーが指導・教育を行います。
「あのケースはどうだったのか?」グループで事例検討も
キャリアカウンセリング・センターでは、国内では数少ないJCDA認定スーパーバイザーをはじめ経験豊富な専門家が在籍しており、責任を持って「スーパービジョン」を行います。
企業・団体内のキャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーに集まってもらい、改めてキャリアカウンセリングの目的を共有したうえで、個々の事例検討を実施します。
「あのケースはどうすればよかったのか」といった課題も、スーパーバイザーのファシリテーションのもと、グループでともに考えていきます。各人のケースをもとに情報交換を行うと同時に、グループスーパービジョンによって、自分が扱ったことのない事例についての知識や心構えも得ることができます。組織内の専門家同士が情報共有することにより、学び、気づき、そして安堵を得て、相互ケアもできるのが「スーパービジョン」です。
キャリアカウンセリングの醍醐味が見えてくる
キャリアカウンセリングにあたり、最初から「相談者に何かを持って帰ってもらおう」という意図があると、キャリアコンサルタント、キャリアカウンセラー自身が苦しくなってしまいます。そうした硬直しがちな考えをほぐし、キャリアコンサルティングの原点に立ち戻る機会が「スーパービジョン」でもあります。
スーパービジョン実施後に「キャリアカウンセリングの醍醐味がわかってきた」という声が聞かれるのも、原点に立ち返り、成長へとつながる学びの場だからこそです。