学校・教育関係の方
個の成長を、教育現場の持続的成長へつなげるために
「教育現場で働く自分を見つめる」と、変わる
2020年は新型コロナの影響で教育現場が大きく変化しました。授業運営のし方、教育のあり方、学生(生徒・児童)や保護者の困惑の前で、自分自身も大きく揺れ動いたのではないでしょうか。新たな教育の可能性がある一方で人と人との関わりの大切さ、変化への対応でおざなりにされていく何かがあると感じることも。そのような気持ち、想いはどこから起きるのか、違和感を感じる理由はなんだったのか、自分に向き合い、じっくりと考える時間を持つことは難しいのではないでしょうか。
しかし、それがわかると、自分にとってこの教育現場での仕事の意味や自分と仕事の関わりが見えてきます。「教育現場で働く自分を見つめる」ことで、教育現場で自分らしさを発揮する、その意欲を生み出します。
学生(生徒・児童)のキャリア支援だけ?教職員向けキャリア相談窓口を!
大学では、キャリアセンター、幼稚園から高等学校までのキャリア教育。学生(生徒・児童)へのキャリア支援は充実してきました。では、教育現場で働く教職員のみなさんに対するキャリア支援は、どうでしょう。キャリア相談窓口を設置されている教育機関・団体は、まだまだ少ないのではないでしょうか。私たちキャリアカウンセリング・センターでは、教育機関/団体の教職員向けキャリア相談窓口の設置をご提案します。JCDA(日本キャリア開発協会)認定スーパーバイザーをはじめ、経験豊富な専門家が面談を対応し、相談者が「自分を知る」ことに重きをおいたキャリアカウンセリングを行います。
専門家の問いかけによって、長年培ってきた思考の枠組みに気づき自分自身を見つめ直し、考えを深めていく。この「内省」が個人の成長の原動力となると考えています。そして個人の成長は、教育現場の持続的成長へとつながると考えています。
健康的なキャリア形成のための定期健診をサポート
困ったときだけの、キャリアカウンセリング?
キャリアカウンセリングを受けたいと思うのは、どんなときでしょう。不本意な辞令を受けたとき、上司や同僚との衝突、あるいは転職が頭をよぎったときかもしれません。
しかし、キャリアカウンセリングは問題が起きたときだけに受けるものではありません。私たちは、問題や悩みが生まれる前に、キャリアの定期健診として「キャリアカウンセリング」を提案しています。困ったときのキャリアカウンセリングではなく、定期的な「キャリアカウンセリング」で健康的なキャリアの形成を目指す取り組みです。
一人ひとりが立ち止まって、自分と仕事を見つめ直す(つなぎ直す)時間を習慣として持つ。そうした価値観を共有する風土づくりも大切だと考えています。
キャリア面談・フィードバックで「自分を見る」⇒ 組織の成長へ
「内省のプロセス」を重視するため、私たちは「キャリア面談」と「フィードバック」を必ず組み合わせて実施しています。また、各企業・団体が行っている独自の研修メニューと組み合わせることも可能です。たとえば知識研修後に「キャリアカウンセリング(キャリア面談)」を行うことで、従業員それぞれが研修で得た知識を自分の中に落とし込むことができ、自分とつなげて考えることができます。人材育成プランに合わせて、柔軟なプログラムをご提供します。
キャリアセンターのカウンセラーの学びの場に。キャリア支援の拡充へ
大学のキャリアセンターにキャリコン揃えている、それだけでいい?
多くの大学が、キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーの有資格者をキャリアセンターの相談窓口に配置でき、学生へのキャリアカウンセリングが根づいてきました。それだけで充実したといえるでしょうか。
大学のキャリアセンターでキャリアカウンセリングを実践していると、どうしても就職活動への対策的なノウハウを伝える、教育的、指導的関わりだけでキャリアカウンセリングをしてしまう事があります。少しでも学生のためになるために、との想いから目の前の学生のの認知を変えてもらおう、肯定感を持ってもおうといったトータルアドバイスの関わりが多くなりがちです。そのことで、キャリアカウンセラー自身が葛藤を抱えているケースが少なくありません。学生から社会人へ大きな転機を迎える学生にキャリア支援をする姿勢が問われています。
そこで私たちが提供するのが「スーパービジョン」です。実践活動をしているキャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーに対し、彼らが実施したケースに関してスーパーバイザーが指導・教育を行います。
「あのケースはどうだったのか?」グループで事例検討も
キャリアカウンセリング・センターでは、国内では数少ないJCDA認定スーパーバイザーをはじめ経験豊富な専門家が在籍し
キャリアカウンセリング・センターでは、国内では数少ないJCDA認定スーパーバイザーをはじめ経験豊富な専門家が在籍しており、責任を持って「スーパービジョン」を行います。
キャリアセンターのキャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーに集まってもらい、改めてキャリアカウンセリングの目的を共有したうえで、個々の事例検討を実施します。
「あのケースはどうすればよかったのか」といった課題も、スーパーバイザーのファシリテーションのもと、グループでともに考えていきます。各人のケースをもとに情報交換を行うと同時に、グループスーパービジョンによって、自分が扱ったことのない事例についての知識や心構えも得ることができます。組織内の専門家同士が情報共有することにより、学び、気づき、そして安堵を得て、相互ケアもできるのが「スーパービジョン」です。
キャリアカウンセリングの醍醐味が見えてくる
キャリアカウンセリングを行うにあたり、最初から「相談者に何かを持って帰ってもらおう」という意図があると、キャリアコンサルタント、キャリアカウンセラー自身が苦しくなってしまいます。そうした硬直しがちな考えをほぐし、キャリアコンサルティングの原点に立ち戻る機会が「スーパービジョン」でもあります。
スーパービジョン実施後に「キャリアカウンセリングの醍醐味がわかってきた」という声が聞かれるのも、原点に立ち返り、成長へとつながる学びの場だからこそです。